国公立大学の医学部は、入学までは難しい。医学部に入学した後は、毎日麻雀ばかりやっとるのか知らんが、入学まではたくさん勉強しないといけない。

だから、私立に行くのだ。ただ、金持ちでないといけないところもある。埼玉医科大や北里大が3900万円、金沢医科大と岡山県の川崎医科大が4000万円を超える。

ただ、08年、順天堂大が2090万円と、慶大の2200万円、東京慈恵会医科大の2250万円を下回る学費に設定し、人気を集めると、昭和大や日本医科大など追随する医学部が増えた。昨春新設された国際医療福祉大は6年間で1850万円と安い。現在、10の大学で3000万円を切っている。

そして、卒業後〇年間、指定医療機関で働くことを条件に、返還不要の奨学金を支給してくれる自治体も多い。そういうのを利用すれば、世帯年収750万円のサラリーマン家庭でも、私大医学部に進学することは十分可能だ。

医師国家試験は、日本で一番簡単な試験と言われるが、ほとんどの受験生が合格する試験だ。要するに、医学部に入るのが難しいだけ。そして、医師になれば、どんなにデタラメなことをしてても、極端な医師不足だから、一生就職口に困ることはない。